今日の天気は清々しいほどの青空。昨日の天気はすっごく悪かったから、いつもより数段清々しく見える。だが、なぜ変態はいつもいつもいつも清々しいほど変態なのだろう。





今日もそうだった。





朝は何故かいつも骸が起こしに来る。当然、家の鍵なんて渡してませんよ。そんで着替えを覗こうとするからスリッパを骸目掛けて投げる。最初の頃は面白いくらいに中っていたが、最近は面白くないほど中らない、ってか避けられる。リビングに行くともうお母さんのようにご飯出来てるよと言いながらテーブルに座って自分が作ったご飯を食べてるし、もう何の違和感が感じないくらい自然な素振りに寝ぼけてる私はいつも騙されてしまう。ご飯が食べ終わった頃から「あれ?何で骸いんの?」とな感じで一日が始まる。



「ねぇ、骸君。君は何で私の傍にいるのですか?」



玄関を出ようと靴を履き始めると骸を同じく当然のように靴を履き始めたのを見てちょっと、ムカッと来た。だが、加害者骸は私の言葉に無視し、うれしそうに鼻歌まで歌い始めやがった。はーい!うざゲージアップしましたー!



「ねぇ、骸君?君は何がしたいんですか?」



靴を履き終え、玄関から外へ出ようとした時もう一度質問してみた。



は何だと思う?」


「おい、このクソ六道骸。いい加減にしないとそのパイナッポーヘアーを本当のパイナップルにすんぞ」


「・・・やれるものならやってみてくださいよ」


「ちょ、何頬赤くしてんの!私罵ったんだよ?あんたマゾですか?マゾなんですか!?」


「えぇ、マゾですよ!それが何か?が罵るのなら僕はそれすら気持ちよく感じるんですよ!!」


「開き直るなこの変態ナッポー!!もう私に二度と近づくな!近づいたらマゾが移るから!本当に!」


「さぁ、このベルトで僕を・・・グフゥッッ!!」


「お前には通学鞄で十分だ!このパイナッポーマゾ男!!」



学校まで歩いて10分の道のりを走って3分で学校に着いた、ってか着かせた。私の今日一日の体力を使い切ってしまったけど。でも、校門を見ると汗一つ書いていない骸が目の前で笑っているのを見てしまった私はもう冷や汗と背中に走る何かを感じることしか出来なかった。





変態のいない世界で暮らすのが夢です






(神様。どうか夢なら覚ましてください・・・・)


080916