「・・・ねぇ、!」
「あ、?どうしたの?」
「あんた、骸君とどういう関係なのよ!」


はぁい?関係って言われても、変態と私の関係・・・?


「社会のゴミと哀れな女子高生」
「はぁ?」
「まぁ、気にすんな。あ、宿題見せて」


そういって取り合えず鞄から自分の宿題を取り出した。


「またかよ。ちゃんと自分でやれ!」


と言いながらも、も自分の鞄から宿題を出して私に見せてくれた。さすが私の親友。持つべきものはやっぱり友よね。


「って、じゃなくって奈央。さっきの話なんだけど、他のクラスの子がってかこのクラスの子からも目つけられてるって知ってる?」
「へぇ…っはぁ!?何それ!ふざけんな!逆に私は被害者だ!」


ドンッと左手で机を叩き右手には宿題を写すために使っていたシャーペンが危うく折れそうになった。


「いや。シャーペン折れてるから」
「へ?ギャー!!しゃ、シャーペンがぁぁ!!待っててシャーペン!仇は私がとってあげるわっ!」
「いや、折ったのお前だから。ってか話脱線してるし」


あぁ、シャーペン……。後でちゃんと供養してあげるからね。とシクシクと泣く私に冷静に突っ込む


ごめん。私今から仇をとりに行って来る」
「は?どこ行くの!!」


書きかけの宿題は後回しだ。勿論向かう所は只一つ。あの変態又は社会のゴミの所へ…と思い教室の扉を開け廊下へ行こうとしたが…


「呼びましたか??」
「………」


この場合どうするの?


1、会いたいと思っていたら現れてまぁうれしすぎて言葉が出ないわ。

ありえん。

2、まぁ不思議。魔法みたい!!

キモッ

3、取りあえず…


「3の取りあえず殴るっっ!!」
「グハッ」


さすが私。今日も私のスペシャルラリアットスクリューは無敵だわ。


ヒラヒラヒラ


「え?何これ?」
「あぁ!ダメ、それはっ!!」


骸服から何か写真の大きさの紙切れが落ちて来て拾った私は顔の米神が久々に音を立てた。


その写真には先ほど私がシャーペンを折ってシクシクと泣いている写真。しかもアングルがちゃんと正面からなんですけどどういうことですか?



盗撮が犯罪って知ってますか?




(ねぇ骸君。…死ぬ?)
が殺してくれるなら僕は死んでも構いませんっ!)
(よし分かった、歯ぁ食いしばれぇぇぇ!!)
(グフゥッッッ)


100109     title by 確かに恋だった